先週末に中国の成都市で、菜食ベジ料理教室を開催しました。99%現地の食材を使い、ピザとティラミス、偽チーズフォンデュ、サラダを作る初の海外での料理教室。今回もさらに珍道中♪
成都市中心部にあるホテルの34階にあるスイートルームで、初の海外料理クラスをしてきました。絶景の眺めを見ながら、広々とした部屋での料理教室は、ホームパーティのような雰囲気で、とても和やかで楽しかったです!20人超の皆さんに参加いただき、大成功のうちに終わりホッとしました♪
初めての中国。香港や台北は2回ずつ行ったことはあっても、それらとはかなり違うと噂に聞いていた本物の中国。
はっきり言って以前は、あまり興味がなかったけれど、中国人の友人ができ、仲良くなるにつれ、中国にも行ってみたいと思うようになりました。
その友人のおかげで、今回は中国大陸の奥の方、上海からさらに飛行機で西へ3時間行ったところにある、成都での初体験!
言葉のこと
参加者は、ほとんどが中国の方でした。中にはマレーシア、シンガポール、アメリカ、日本の方もいて、中国の女性で、日本語も英語も流暢な方もいてびっくり!中国の方々は、英語は少ししかわからない方が多かったので、英語の説明を中国語の通訳を介してのクラスでした。
Steveは、もちろん英語でクラスは慣れているけど、私は初めての英語での料理教室。いつもは私がSteveの英語を日本語に通訳してるのに、今回は自分が英語で説明して、それを中国語に通訳してもらうなんて、全くの初体験。間の取り方や、話すタイミングが慣れないもんで、戸惑いもありましたが、とてもよい経験でした!
食材の調達
今回のコンセプトは、現地で手に入るもので、菜食で、それもこんなに美味しい菜食料理ができるんですよ〜!と皆さんにお伝えすること。・・・ということで、現地にあるものを使って、調理しよう!とSteveと決め、日本から持って行ったのは、オーガニックのインスタントコーヒー、ココアパウダーのみ。
とはいうものの、日本での料理教室とは違い、ちょっとした食材を調達するのでさえもままならず・・・日本では、お気軽に車でチャーっとスーパーや野菜直売所へ買い物に行けるけど、旅先ではそういうわけにもいきません。
ホテルから歩いて15分離れた、若者に人気の小洒落たスーパーまで買い物に行き、20人以上分の大量の食材、トマトソース用の赤ワインボトル、ティラミス用の洋酒のボトルまで入っている買い物袋を抱えて帰るのは、よい精神修養でした!
日本に帰ってからSteveが、スーツケースをスーパーに持って行って、食材をそれに入れて持って帰ればよかったね・・・と、気づきました。その時は、そこまで頭が回らなかった〜( ̄Д ̄;;
成都のタクシーは初乗り約160円で、結構遠くへ行ってもなかなかメーターが上がらず、とっても安くて助かります。・・・が!、歩いて15分程度の距離だと、「近すぎ!」とタクシーのおっちゃんにキッパリ断られてしまうことも。
どこまで行きたいと言わずにそのまま車に乗り込み、それから行き先を漢字で書いたものをタクシー運転手に見せるのがよい手です。中国語が通じないと分かると、何も言えずにしょうがなく連れて行ってくれたことも多々ありました。
でも、荷物がいっぱいあるときに限って、タクシーに断られ続け(多分、友人が中国人で中国語が話せるからかもしれない)しょうがなく、4月初旬にしては珍しく夏のように暑い!成都の街中を、汗だくで荷物を抱えてホテルへ帰るのをエンジョイしました(;^ω^)
おまけに、やっとホテルに着いたかと思えば、「さ、砂糖を買うのを忘れた〜!!」と、気づき、また、スーパーへ歩いて引き返し・・・それも、普通は絶対買わない白砂糖を買いに・・・(ノ_-。)
フランス系列のこの小洒落たスーパーでさえ、砂糖は2種類、塩も2種類で選択の余地なし。普通は避けてる砂糖のために、なんと皮肉な・・・と苦笑い。
出発前に現地の友人に聞いたら、「あるよ!」と自信を満々で言った必須の食材。それでも本当にあるかな〜?と気になってました。まあ、日本のものとは結構違うけれど、なんとか美味しいものができました。
豆乳・・・とてもサラサラしてて、日本の「豆腐もできる豆乳」のように濃くない。小洒落たスーパーでは売っていなかったので、ホテルの近くの小さな豆腐屋で買いました。それも朝早く行かないと売り切れるらしく、AM6時にSteveが買いに行きました。
豆腐・・・小洒落たスーパーで買ったものは、色がなんとなく灰色で、味が苦かったので、近所の豆腐屋で買いました。スーパーでも豆腐屋でも、木綿のような豆腐一種類しかなく、なかなかティラミス用にミックスしてもブツブツが残ってしまいました。料理クラスで地元の人は柔らかいのもあるよ〜と言ってました。?
餅粉・・・ありました!
調理道具の手配
調理器具や道具も全て揃っていると聞いて現地入りしたものの、実は、ホテルのキッチンにはオーブンや鍋、食器等はあるものの、もっと凝った調理をするための秤、のし棒、ボウル、計量カップなど、最低限ないと料理教室ができない肝心のものがなく、それを知った時はかなりショックでした。どうしよう〜!
でも、不思議なもので、必要なものは必ず、どうにかして手に入る(こっちに来る)んですね。今回は本当にそれをひしと感じました。
ホテルの支配人の奥様が料理がお好きらしく、必要なものはなんでも貸してあげますよと声をかけていただき、お言葉に甘えて、調理道具&器具をいっぱい貸してもらい、本当に助かりました。
ホテルの慣れないキッチンでの調理、とても火力の弱い電気オーブン、IHコンロのクセにもなんとか慣れました。
クラス前に、必要な道具は揃っているかチェックするため、食材の調理具合を練習をし、主催した会社の方々に試作品をお出しし、なんとか、準備万端!
料理クラスにて
料理クラスの日は、中国のお盆のような三日連休でしたが、三日連休初日だったからか、結構な人数の方が来てくださいました。
成都での菜食ベジ事情は、日本と同様、菜食はあまり浸透してないそうです。
マクドナルドやピザハットなどアメリカのファーストフードのチェーン店は色々あっても、欧米料理(ピザ、スパゲッティ)はあまり普段は食べていない感がしました。
聞くところによると、普段は野菜は火を通して調理したものを食べるそうで、サラダのような生野菜もほとんど食べないらしく、「この料理(サラダ)、美味しいね!」と言う人もいました。
台北と同じく、安く、気軽に美味しい食事ができる軽食や食堂が点在するので、家で食事を作って食べるということをあまりしないと聞きました。オーブン使ったことあるかどうかを参加者に聞いてみたら、みんな首を横に振っていました。
手作りでピザを作ること自体珍しい上に、それを全て植物素材のみの菜食ベジで作るということで、皆さん、すごく興味津々、とても熱心にメモをとったり質問したりと、活発なクラスでした。
みなさん、日本の製品、お店(無印やイトーヨーカ堂など)、アニメや漫画が好きらしく、とっても友好的でした。中国の皆さんの温かさが感じられる楽しい&よいクラスでした。
写真集・・・クリックすると説明が出ます
現地の方々が、SNSに今回の事を色々載せてくれてます♪
なんとなく、漢字で分かるものもありますが、写真だけ見てても楽しいです!喜んでもらえたようで良かったです〜