山奥のランチ in 中国の成都

中国の成都の山奥へ登山に行った話をしましたが、今回のブログは、その山奥で食べたランチのお話。

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駅からタクシーで30分ほどグングン山奥に入り、標高もだいぶ高くなり、やっと着いたところは、なんとも素敵な古さと情緒溢れる、映画のセットのような、私の古い建物好きな心をくすぐる観光集落でした。日本でいうと湯布院のような感じかな?

 

登山の前に、まずは、昼ご飯を食べよう!ということで、入った店は、瓶に入った色々な漬物のようなものをたくさん陳列したレストラン。私達以外には、中国人の10人ほどの家族が大きい丸テーブルで食事をしているだけ。幼稚園児くらいの男の子がしているゲームの音が大音量でレストラン中に響いていた。

山奥でのお昼ご飯

Dongを始め中国人の友達が交渉して、私たちのために動物性のものを一切使用してない(はず)の昼食が続々運ばれてきた。ここは山深い避暑地らしく、レストランのそばを流れる川の眺めがよい感じ。

香港や台湾もそうだけど、成都でもチャチャッと油で炒めただけのシンプルな料理が、何とも言えず美味しい。特に成都は四川料理が有名な通り、スパーシーな油を使って、独特の風味の和え物や炒め物が美味しい。この油や、何かわからない独特なソースが、シンプルな料理法なのに美味しい味の秘訣だろうか?

 

特に下の写真、上の中央にある「ドクダミの葉っぱの和え物」にはビックリした。ドクダミですか?あのうちの庭でも勝手にワンサカ生えていて、根っこが深くてちょっぴり困ってるアレですか?食べるんですか?食べれるとは知らなかった、食べられるなら、食べましょう!・・・と食べてみたら美味しかった。草むしりで嗅いだことがある、強烈な香りそのままの味だけど、成都独特の辛味ソースと油で和えただけなのに、シャキシャキ歯ざわりもよくオドロキだった!家に生えているドクダミも食べてみようか?という気にちょっとだけなった。まだ実行に移してないけれど。

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中国(成都だけ?)は、取り皿がないことにも最初は驚いた、ご飯を入れる茶碗にご飯もおかずも、どんな料理もこれ一つで何でも入れて食べる。色々な味が混ざるのであまり好きではないやり方。成都に着いてすぐの食事の時は、小皿をもっとくださいとお店の人にお願いしてたけど、そのうち慣れて味があまり混ざらないよう、うまく食べれるようになった。・・・というか、少々混ざっても気にならなくなったということかな?

 

あと、大皿に盛ってある食事を取るときも、おかずを取るための「共同のお箸やスプーン」もなく、みんなで一斉につついて食べる。まぁ、日本の鍋料理も欧米人にしてみれば、共同の鍋にみんなで個々の箸でつつく食べ方は、ちょっと抵抗ある食べ方らしい。

 

ドクダミの料理のように、食べ物じゃないと思っていたものも食べれるという発見もあるし、食べ方の作法も「郷に入れば郷に従え」という言葉の通り、普段はしないような食べ方や作法も、現地の人がやるようにやるのも面白い。

 

旅行中は、こうじゃないといけない!という日頃のこだわりをも捨て、異国の習慣に身をまかせると新しい目線や感覚が芽生えるのも、また、旅の醍醐味♪