お皿をすすがない(*_*;;

イギリス全土かどうかは分かりませんが、お皿をすすがないんです!水が貴重な地域なんでしょう。オーストラリアでもすすがないところがあると聞きました・・・(*_*;

イギリス・ワイト島の可愛い郵便局
ステイ先イギリス・ワイト島の可愛い郵便局

イギリスへ生徒さんを連れてホームステイに行った時の話。

アメリカのみをよく知る私にとって、イギリスは”アメリカとどう違うのだろう??”と、いつもの”違いを探すアンテナ”を張りっぱなしだった。(いつもはアメリカと日本の違いを探しているが・・・)

このブログでも、ちょこちょこイギリスでの私なりに気付いた事を紹介しようと思いますが、今日はイギリスで最もびっくりした事・・・のご紹介



観光はロンドンを中心に、ホームステイはイギリス本島、ポーツマスの南にある”ワイト島”で実施。

日本で知り合い、クライミング仲間だったイギリス人Tの実家がワイト島にあり、生徒さん達はTの実家と、Tのご両親に紹介してもらった別の家族に分かれてホームステイをした。

Tのお母さんは、彼女の家にお世話になる生徒さんだけでなく、私達も含めた他の生徒さん達の分も、お昼を2回、夕食1回と素朴な家庭料理の品々を振舞ってくれた。



大人数分の料理の準備は大変だし、後片付けまでお世話になっちゃいけないと、私と生徒のAさん二人で、皿洗いと皿拭きのお手伝いを買って出た。

「じゃぁ、お願いするわね」と、しばし、その場を離れたTのお母さん。

よそのおうちのキッチンでは、そこのおうちの人がやっているようにやらないと!と、Tのお母さんがやっているように、たらいに水を溜めてその中でどんどん、ゴシゴシ皿を洗い、一通りの食器を洗ったら、今度はAさんが蛇口から水を出しながら皿をすすぎ、私が布巾で拭う係・・・と流れ作業でホイホイやっていた。

すると、キッチンに戻ってきたTのお母さんが、後ろから「もったいないっ!水を流しっぱなしで何やってるの?!止めなさーい!」とすごい剣幕。

彼女が真剣に怒っている様子に、私達もオドオド・・・すぐに水を止めて「えっ?でも、水出さないで、どうやってすすぐの?」と尋ねると、
そのまま、布巾で拭くの!もうっ!全くもったいない!」・・・とプリプリ。

「えっ!すすがない?!そのまま拭く???洗剤が残るんじゃ?」と素直な疑問をぶつけると、「だって洗剤の味しないでしょ」とあっさり。

You don't taste the soap, right? 洗剤の味しないでしょ



郷に入れば郷に従え・・・抵抗はあったが、お母さんが見張ってるので、泡が付いたままの皿を布巾でそのまま拭きましたよ。

きっとワイト島では水が貴重なんだろう・・・とAさんとブツブツ話しながらお役目終了。

後で、このことをSteveに話すと、彼のイギリス留学時代のルームメイトはアイルランド人で、彼も同じようにお皿を洗った後にすすがないで、そのまま泡を拭き取り、Steveを初め、そこにいたアメリカ人の度肝を抜いたそう。



ちなみに、お母さんは布巾の事をtea towelと呼んでいて、なんだか響きがかわいいなぁと思った(^-^)

dish rag/dish towel 布巾(アメリカ)  ※ragは雑巾の意味でも使う
tea towel 布巾(イギリス・・・ワイト島だけ?)


rinse すすぐ、洗い落とす、ゆすぎ

To the shock of us Japanese. 日本人の私達にとってショックな事



アメリカでは逆に、巨大なdishwasher(食洗器)で何十分もグワングワン水を大量に使いながら、お皿を洗うのが一般的。

Steveの実家では、お皿を一通り軽くスポンジですすいで(・・・というより、しっかりこの段階できれいになっている)から、食洗器に入れてさらに洗う。



私のイメージでは食洗器は読んで字のごとく、食器を洗う機械だから、汚れたお皿をそのまま入れるものだと思っていたので、なんだか2度手間で、水、電気、洗剤を大量に使って、なんてもったいない!と未だに、実家に帰る度に思っているが、それがうちの両親のやり方。

さっきアメリカでは食洗器を使うのが一般的と言ったけれども、私達がアメリカに住んでいた時は、貸家に食洗器は備え付けてなかった。もしあったとしても使わなかったかも。I think it's so wasteful.

do as the Romans do 郷に入れば郷に従え(When in RomeだけでもOK)



所変われば・・・異文化っておもしろい!  比べるの、やめられないっ